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【鉄血】機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第24話「未来の報酬」の件

えっ、もう3日も膠着状態で戦ってるの?ギャラルホルン無能すぎじゃない?からの入りでした。

航空部隊を出して鉄華団を一挙殲滅しないのが謎ですが、蒔苗さんがいるのでそれができないっぽいです。わかりにくいけど、たぶんそう。このあたりは、もう少し蒔苗さんの立場の描写があったら、わかりやすかったなと思います。現実社会だと、亡命していた人が祖国に戻ろうとして、飛行機降りた途端に暗殺されたりしたじゃないですか。蒔苗さんがそうならない理由づけが、ちょっと弱いですね。ギャラルホルンにその権限がないのはわかりますが、イズナリオが意外と甘い人で(ガンダム世界の黒幕役にしては、という意味です)、蒔苗さんを殺そうとしないんですよね。殺っちゃえばいいのに、と思うんですけど、これはこれでリアリティがあると思いました。気に入らない奴を片っ端から殺していたら、いつか自分が足元をすくわれます。(すでにマクギリスにすくわれはじめているんですけど)

そんなわけで、ほとんど狂戦士化した鉄華団に苦戦するギャラルホルンが可哀想になってしまう展開が、3日間続いてからの24話です。

ポイントは2つ。

もちろん1つはAパートのミカオル夫婦オルガ演説で、鉄華団はどこに行くかわからない未来の為に戦うんだ、ということをはっきりと宣言しました。これは「いのちの糧は、戦場にある」という本作のコピーと一緒に考えてよい重要なテーゼだと思います。

2つめは、ガエリオの暴走です。
ガエリオはまともな人だ、という意見が多いですが、彼はその優しい人間性ゆえ、アインが好きすぎて、カルタが好きすぎて、俺がグレイズだ!になったアインがあまりにもかわいそうで、鉄華団の紛争に介入しつづけて、大変なことになってしまいました。特務三佐が鉄華団の討伐に加担しなくてはならない理由は、本来ないにもかかわらず、です。

これはマクギリスの計画通りです。

f:id:cellokrell:20160322123105j:plain ←お約束なので…

ガエリオに関しては、自分は一貫していい人だけどダメな軍人だと思ってます。
鉄華団に復讐したがるアインを使っちゃいけないんですよ。さっさと配置転換させるべきなんです。ガリガリはその権限を持ってる人です。それをしないで、何度も鉄華団と交戦させるなんて、愚の骨頂だと思います。その結果がグレイズアインです。
カルタの件もそう。カルタがあんなことになった元の原因も、ガリガリが安易に地球外縁軌道統制統合艦隊を使ったからです。
この2つの悲劇が自分の責任だと、特務三佐自覚してる?鉄華団のせいにして、強引に自分自身を納得させてるでしょ?それが甘いんですよ!!なぜこんなにガエリオが甘いのか。それはもうこれしかない。

坊やだからさ。

ガエリオの坊やっぽさの描き方は、ファーストにおけるガルマのそれを凌駕したと思います。子供の頃にマッキーに対して「パンを食べるのも早いよね!」なんて無邪気に言い放っちゃった件なんか最高ですね。
損得でなく情で動くガエリオは、軍人になったのが間違いだったんですよ。 君が誇れるのは、ギャラルホルンの精神でも、ボールドウィンの家柄でもなく、その優しい心なのです。そして、これを一番わかっていたのがマクギリスで、だから利用されたというのが、この話の悲しいところです。ここまできたら、もうガリガリがオルフェンズの主人公でいいよね(涙)

おっと、ガリガリの件が多くなりすぎたw

マクギリスについては、完全に計画通りに物事が進んでる感がありますが、イズナリオに対する復讐のような意識が見えるのがよろしくありませんね。

<まとめ>(唐突に)
過去の復讐のために戦うガエリオ&アイン、未来のために戦う鉄華団とそれをアシストするマクギリス、及び腰なギャラルホルンという構図が最終回でどうなるか、非常に楽しみになってきました。
予告では蒔苗さんは議事堂に入れたようですが、波乱がありそうです。

あとアジー、ラフタ、シノですが、この記事を書いている段階では死亡扱いになってませんので、希望はまだありそうです。下にキャラ相関図を画像ディープリンクで貼るので、ドキドキしながらチェックします(汗)

character relationship

http://www.g-tekketsu.com/world/index.php